
体温を測定する方法として、口の中で測る(口腔温)、直腸で測る(直腸温)、腋の下で測る(腋窩温)という方法があります。口の中で測ったものは直腸で測ったものより0.3から0.5度ほど低く、腋の下で測ったものより0.5度ほど高い体温になります。
基礎体温は細かい目盛りを読む必要があるので、外部環境からの影響を受けやすい腋の下の計測よりも口の中で測る方が正確であるとされています。人間は身体の部分によって体温が大きく変わります。
普通は身体の内部ほど体温が高く、皮膚などの表面部分は放熱するため体温が低くなります。そのため腋の下より口の中のほうが正確に基礎体温を測ることができるのです。人間の体温は食事や運動や興奮などですぐに上昇してしまいます。
このため、基礎代謝が最も低い時間である朝目覚めてすぐに口の中で測定するという方法が取られるわけです。基礎体温は女性の排卵のサイクルと関わりが深いため、妊娠を希望する人や希望しない人、月経不順の原因や観察などの様々な目的に利用することができます。
体温上昇のしくみとして、LHサージ(黄体形成ホルモンが一過性に放出される現象のこと)の2日後に、血中プロゲステロン(黄体ホルモン)値が2.5?4ng/mlになると基礎体温は上昇を行ないます。
黄体期中期になると、黄体ホルモンのプロゲステロンは15ng/ml以上になります。この時にプロゲステロンが7ng/ml以下であると妊娠、及び妊娠の継続は難しいとされることなどが挙げられます。